「中村先輩も悪くはないが、健太も捨てがたい」
早苗の心は揺れ動いていた。
ある日早苗は同級生の健太を街が見える小高い丘に誘った。そして、健太の頬にそっと自分の頬をすり寄せるのだった。
「気持ちいい」
早苗が健太に聞いた。
「うん・・・・・・」
驚いたように健太が言葉を返した。
「私の事好き」
「うん」
押し問答が続いた。
健太は早苗のパワーに圧倒されているようだった。
「健太君の肌はすべすべして気持がいい」
早苗は健太に対する思いをぶつけ、健太の気を引くのであった。早苗は恋に恋して、恋にもがく年頃であった。
0 件のコメント:
コメントを投稿