健太につれなくされた早苗は、あてもなく街を歩いた。
「すばらしい恋をしようと思うのだけれど、なかなか自分の思い通りにはならない」
早苗の目から涙が零れ落ちた。
あてもなく歩いていると、
「なに寂しそうに歩いているんだ」
と早苗に声をかけてくる若い男がいた。
「寂しくて」
早苗が本音を言うと、
「おれが慰めてやるよ」
この若い男は早苗に強引に迫ってきた。
早苗は理性より興味のほうが勝っていた。言われるままにこの若い男についていったのである。
やがて、この若い男は公園の暗がりで早苗を抱きしめて全身を愛撫し始めた。
「止めて・・・・・・・・・・・」
口でこう言うものの、早苗に抵抗できる力は残っていなかった。
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