「あああ、助けて痴漢に襲われる・・・・・・・・・・・・・・」
早苗は大声で叫んだところで目が覚めた。
「痴漢に襲われる夢」
を見たのである。
どうも、一週間前に本当に痴漢に襲われたのがトラウマとなり、悪い夢にうなされるようになったのである。
「目が覚めたらいつもびっしょりと汗をかいている」
早苗は悪い夢を見ることにうんざりするのだった。
ある日、早苗はその事を先輩の中村幸彦に相談すると、
「可哀相にねえ」
こう言って、早苗の髪を優しく撫でてくれるのだった。
早苗はその行為がなぜか心地よかった。
「気持いい」
心のなかでこう叫んでいた。
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